リビングソファー3点セットは、40年以上前（今年還暦になる私が高校生の頃）、両親が東京の武蔵小金井駅北口にあった家具店で購入したHOOKブランドのBOLSです。
当時、家具は「一生もの」と考えられていた時代。セットで100万円を超える高額な家具でしたが、「良いものは世代を越えて永く使う」と考えていた両親は迷わず購入しました。
このソファーセットはとても評判が良く、大学生のときに我が家に遊びに来た同級生も気に入り、その結果、2人の友人宅に革の色違いのBOLSソファーセットがそれぞれ収まったことを覚えています。
奥に見えるリキウィンザーは、私が「欲しいけれど、まだ急がなくていい」と悠長に構えていたところ、いつの間にかコントラクト対象製品になってしまい、全国のカンディハウスさんに在庫を問い合わせて探し、奇跡的に青山店で私が購入するのを待っていてくれた椅子です。
渡辺力さんは工業デザイナーとして高校生の頃から尊敬していました。
巨匠 渡辺力さんの椅子。デザインの素晴らしさにカンディハウスの上質な座り心地が加わり、最高の椅子のひとつだと思っています。
私のために購入した椅子でしたが、いつの間にか家内専用になり、力関係もあり取り戻せないまま時が過ぎています。
家具は生活の道具であり、ブランドや流行で選ぶのではなく、使い手にとって「使いやすく、心地良いもの」を選ばなければと思います。
カンディハウスが大好きというわけではありませんが、選んでいるうちにいつの間にかカンディハウスの家具が多くなっている我が家です。
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