森林管理という視点


森を育てる くらしを育てる
私たちのものづくりは、健やかな大地と森があって成り立ちます。カンディハウスが次の森を育てる活動として毎年行っている植樹は、20年以上続いています。これまで植えたミズナラの苗木は5万本を超えており、今後も永続的に行っていきます。


地球にも快適な家具へ
海外の違法伐採問題を背景に、カンディハウスは「合法伐採木材等の流通および利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」の規定に基づき、木材関連事業者として第一種、第二種の登録をしています


ここの木の家具北海道プロジェクト
旭川家具は産地全体で地元北海道の木を使った家具づくりに取り組んでいます。カンディハウスも旭川の近隣地域や道内各地の材料を選んで、ロングセラー製品や新製品開発に積極的に活用しており、道産材の使用比率は間もなく7割を超える見込みで、輸送によるCO2排出量の削減につながっています。


環境負荷軽減への努め
世界的に直面している環境問題の中、需要と供給の指針として注目される「グリーン購入法」。これは国などによる「環境配慮型製品とサービス」の普及の促進に対し、適合製品を開発することで循環型社会の形成に貢献するものです。カンディハウスはこれに賛同する企業や行政、消費者で構成される組織「GPN」に会員登録しています。

カンディハウスにおける北海道産材使用量の推移

CO2排出量の変化

北海道産材使用割合(2024年)
ロングライフプロダクトの開発


多彩なデザインを展開
世代や立場の異なる多くの人が「私の快適」を見つけられるよう、ダイニングチェアーだけでも50種類以上を揃えるなど、多様なテイストと機能を備えたシリーズを用意しています。つねに新しいデザインを求め、国内外の著名デザイナーを積極的に起用して日本のものづくりを世界へ発信しています。


カバーリングについて
椅子をお使いいただくうちに、座面には汚れなどが生じます。カバーリング式の製品は、ご自分でカバーを取り外してメンテナンスができます。汚れた場合だけでなく、季節や場面によって張地を変えて暮らしの演出も楽しめます。


永続的な価値
良質な素材を選び、頑丈でメンテナンス可能な構造を考え、機能的で飽きのこないデザインを施す。こうした取り組みによって、寿命の長い製品づくりに努めています。また、時代に合わせて使い心地や品質を見直し向上させるリデザインも、積極的に進めています。


修理・再生への取り組み
長く使ううちに生じた木部の傷や塗装の剥がれなどを、修理・再生する体制を整えています。直してさらに愛着を持ってお使いいただくほか、お引き取りしてコンディションを整え、新しい使い手へ引き継ぐなど、家具の寿命を伸ばしていく取り組みも行っています。
天然資源を使ったものづくり


安心・安全な製品
シックハウス、シックスクールなど VOC(揮発性有機化合物)の人体への影響が大きな社会問題になり、国はさまざまな法律や基準を設けています。カンディハウスでは合板や接着剤、塗料などを国の政策に基づき自主的に規制をかけ、管理しています。


限りある木材の有効活用
長い時間、自然環境の影響を受けて育った樹木は、一本一本異なる表情を持っています。幹の外側と内側では色が違いますし、木目はひとつとして同じものはありません。傷が付いていたり、節が残っていることも。私たちはそれらを木のキャラクターと捉えてものづくりに生かしています。


国産家具表示の認定
カンディハウスは、一般社団法人 日本家具産業振興会より、同会の定める「国産家具基準」「品質基準」「室内環境基準」などの要件を満たした製品を生産する事業者であることの認定を受けています。


革のステッチについて
天然素材である皮革を原料としたカンディハウスのレザーコレクションには、資源の有効活用を目的にステッチ加工を施しているものがあります。動物が受けた傷や皺も「ナチュラルマーク」として残し、サイズの小さい革も接ぎ合わせてダイニングチェアーやソファーに生かします。均一なだけではない、変化ある表情をお楽しみください。