Photo: 片桐功敦
WING LUXのある風景 ― 納品事例
日常生活に美を宿す vol.1(花道みささぎ流家元 片桐功敦さん)
大阪を拠点に活動する華道家、片桐功敦さん。約5年の歳月をかけてDIYで改修したご自宅の古民家は、温もりに満ちた空間です。そこに溶け込むWING LUXのフォルムと、片桐さんの“いけばな”が織りなす風景は、豊かで魅力的な表情を見せています。
今回は、自身の作品を撮影し写真展を開催するなど、写真家としての顔も持つ片桐さんに撮影いただきました。
Photo: 片桐功敦
国内外で展覧会やワークショップを開催し、幅広く活躍する片桐さん。一方、山と畑に囲まれたご自宅では、花の自給自足を目指し、庭仕事に勤しむ日々を送られています。庭で育った植物は、いつも自宅の中に生けられ、四季折々の美しさで空間を彩ります。写真左に写るドライフラワーは、ニゲラという花。来年畑に蒔くための種を取得するために、ドライで飾っているそうです。
Photo: 片桐功敦
「WING LUXの第一印象はフォルムがきれいで、特に消炭色の木目が好きでした。座面の張地はシックだけど華やか。うちの家は粗削りなものが多いから、これからどう合わせていこうか楽しみ。幅が広くてゆったりしてるので長時間座っても疲れないし、背もたれも角度がついてて座りやすいです」
来客が多い片桐さんのご自宅では、シチュエーションによってチェアーを様々な場所に移動させることがよくあるそうです。
「10月くらいまでは毎晩テラスで飲んでいました」
テラスはお気に入りの場所のようです。
Photo: 片桐功敦
片桐さんは、その土地で育った植物を使い、その場所ならではの空気感を生み出し、国内外で幅広く活躍されています。ご自宅でも身近にある花を生け、季節ごとの美しさを演出されています。
「今回もちょうど紅葉していた枝があったんで、一緒に撮影しました」
Photo: 片桐功敦
「カンディハウスの家具は新築の整った家に合うイメージがあったけど、写真を撮ってるとDIYで作ったわが家にもよく馴染んでいました」
自然と共存する片桐さんの“いけばな”と、カンディハウスの自然を敬うものづくりが、見事に調和した空間となりました。この家ではWING LUXのチェアーも、季節によって様々な表情を見せてくれそうです。
【納品アイテム】
WING LUX LD アームチェアー
北海道ニレ 消炭 / Giorgio LR344-72
片桐 功敦(かたぎり あつのぶ)[華道家]
大阪府堺市生まれ。華道家。中学卒業後に米国留学、帰国後の1997年に家元を襲名。
国内外で主に展覧会を中心に活動、またレクチャーやワークショップも多数行っている。
訪れた土地の気候風土をリサーチする花の旅を通して、植物と人間の関係性を文化人類学的な視点から読み解くことを目指している。出版に写真集「Sacrifice ─未来に捧ぐ、再生のいけばな」(青幻舎 2015)など。近年の展覧会にヴァン クリーフ&アーペルとコラボレーションした「LIGHT OF FLOWERS」(代官山T-SITE GARDEN GALLERY 2021・下鴨神社 2023)、ジャパンハウスからの招聘で「Essencia」(サンパウロ、2023)など、また写真家として国際写真展「KYOTOGRAPHIE」(二条城 2021)に参加。2025年1月18日より沖縄県北部で展開される「やんばるアートフェスティバル」に参加。毎月大阪、京都でいけばな教室を開催する他、東京や松本などでも不定期でワークショップを開催。最新のお知らせはInstagramにて配信。
Instagram:https://www.instagram.com/katagiriatsunobu/
Facebook:https://www.facebook.com/atsunobu.katagiri
※片桐さんの記事が、婦人画報 2025年1月号『2025年「大阪」を寿ぐ』に掲載されておりますので、ぜひご覧ください。