KINA LUX
一見オブジェのような姿をした「KINA LUX[キナ ラックス]」は、スツールやオットマンとして使える強度と、テーブルにもなる安定感や軽さを備えた製品で す。記念すべき10回目の「国際家具デザインコンペティション旭川[IFDA]2017」における「IFDA 記念制作展」出品作で、デザイナーはニュージーランド在 住のデビッド・トゥルブリッジ氏。トップの円形パーツは、氏がエコロジーの観点で提案したコルクをはじめ、お好みでカラー仕上げや張りタイプも選べます。 ふくよかな楕円体は、北海道産カバ材を成型した船形のパーツをφ80 で22 個、φ100 で24 個組み立てて形づくられています。なだらかなカーブや網目の 研磨がほとんど手作業となり、塗装も手塗りのオイル仕上げ。高度な成型技術と正確なパーツ製作技術を前提に、多くの手仕事により完成しました。カンディ ハウスのデザインに対する姿勢や技術力を象徴的に表現するとともに、使うだけでなく、見る、感じるという価値を持った「KINA LUX」。住 宅はもちろん個性的な商業空間や公共施設の広いエントランスなどでも存在感を発揮します。
デビット トゥルブリッジ
彼のデザインプロセスは、豊かな人生経験を活かし、持ち備えた天性の技術知識、抽象的彫刻表現とコンピューターデザイン技術を組み合わせて行われる。環境に配慮したデザインとして世界各国で注目され、世界中の会合やシンポジウムに招待され、持続可能なデザインについて定期的に講演を行っている。