長年に渡り弊社とともにデザイン開発されてきた、今崎務氏(今崎務デザイン研究所)が2023年1月5日、中村昇氏(Furniture Design Nacka)が2023年4月18日にご逝去されましたことをお知らせいたします。
日本のインテリア産業において、ホームユースからコントラクトユースまで様々なデザインを世に送り出してきたお二人には、弊社の心地よい暮らしをテーマとした家具づくりにおいても、大変ご尽力いただきました。
ご両名の生前のご厚情に感謝申し上げますとともに、故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
株式会社 カンディハウス
Imazaki Tsutomu
これまでの協働開発
今崎 務氏
1937年、北海道沼田町に生まれる。千葉大学工短部木材工芸科を卒業後、1961年~1967年の6年間を「(株)剣持勇デザイン研究所」にて勤めた後、1971年「今崎務デザイン研究所」を設立。グッドデザイン賞やロングライフデザイン賞受賞の他、1996年の国際家具デザインコンペティション旭川’96にて銅賞を受賞するなど、数多くのデザインを生み出している。ホームユースに限らず、銀行、ホテルなどのインテリアや家具プロダクトデザインで高い評価を浴びている。
Nakamura Noboru
これまでの協働開発
中村 昇氏
1938年生まれ、1956年旭川の上川木工に就職。東京で開催の家具デザインコンペティションにて1965年度の内閣総理大臣賞を受賞。1969年よりスウェーデンに留学。カールマルムステン校にて1年間、コンストファックスコーランにて2年間学びました。1972年、IKEA社に就職。約6年デザインスタッフとして勤め1978年5月に帰国し、「ファニチュアデザイン ナッカ」を設立。カンディハウスとのデザイン開発も行い、ラベンダーチェアーは40年を越える販売実績を今なお続けています。
中村先生ご子息からのメッセージをご紹介いたします
父 中村 昇は 2023年4月18日永眠しました
家具デザイナーとして多くの作品を残してきましたが
まだまだ仕事がしたいと望み
最後までスケッチを描き続けました
溢れるアイデアと色鉛筆とノートを携えて
「新しい世界」への旅に出た
私たち家族はそう考えています
公私ともにお世話になった皆さま
カンディハウスで父が遺した作品を愛用してくださる皆さまへ
心より感謝を込めてご報告いたします
中村 淳