リノリウムのお手入れ
高機能な天然素材であるリノリウム。亜麻仁油を主とした植物性原材料からつくられる仕上げ材で、抗菌・抗ウイルス作用、脱臭作用も期待できる、人と地球にやさしい素材です。表面にはコーティングが施されており、汚れは、乾いた布巾か硬く絞った布巾で拭き取る、お手入れのしやすさも嬉しいポイントです。
日常のお手入れ
STEP1 日々のお手入れは、乾いたやわらかい布で軽く拭くだけ
乾いたやわらかい布で拭くか、固く絞った濡れた布で拭いた後、すぐに乾いた布で拭いてください。特別なお手入れは必要ありません。
STEP2 シミをつくらないために、水分をこぼしたときの対応
飲み物をこぼした際や、グラスの跡などをしばらく放置するとシミになることがあるので、すぐにやわらかい布で拭くようにしましょう。リノリウムは水が浸み込みにくい性質で、すぐに拭き取れば乾いて跡が目立たなくなることが多いです。
※グラスやマグカップなどを直接置いて、長時間経つとシミができやすいので注意しましょう。
リノリウムに直接熱や水分が伝わらないように、鍋敷きやコースター、ランチョンマットなどを使うようにしましょう。
STEP3 水跡がついてしまった場合
濡らして固く絞った布で、円を描くように拭き取ります。
全体になじませるようにすることで、乾いた後に、跡が残りにくくなります。
汚れた場合のお手入れ
しつこい汚れには、薄めた石鹸水か弱酸性~中性の洗剤を少量入れ薄めたものをやわらかい布に含ませ、固く絞ってから汚れを拭き取ります。
※アルカリ性の洗剤や除菌剤は変色の原因になるため、避けてください。
汚れを拭き取ったあと、必ず硬く絞った布で洗剤をしっかりと拭き上げてください。洗剤が天板に残らないようにきれいにします。
リノリウムの傷補修
リノリウムは非常に柔らかい反面、キズがつきやすい素材です。ただし、擦ったような浅いキズであれば、市販されている製菓用のクルミでキズを目立たなくすることもできます。
※完全に元通りになるわけではありません。
クルミから油分が出てくるようにくるくると回しながらキズに擦りこむ。
固く絞った布で油分を拭き取り、乾くとキズが目立たなくなります。 リノリウム天板は自然素材です。ケアしながら使っていただくことで、長くご愛用ください。
使用上の注意
- 研磨作用のあるヤスリやメラミンスポンジは使用しないでください。やわらかくマットな質感が失われてしまいますので、お手入れにはやわらかい布を使用するようにしてください。
- アルカリ性の洗剤は使用しないでください。アルカリ性の溶剤に弱いという性質があり、使用すると変色を引き起こします。
- アルカリ性の除菌剤は使用しないでください。アルコール除菌のご使用による変質・変色についても保障ができません。
- 長時間直射日光があたる場所を避けて、カーテン等で紫外線を調整しましょう。リノリウムの性質上、紫外線によって変色が起こる場合があります。直射日光があたる場所にリノリウムテーブルを配置することは避けて、カーテンなどで紫外線の当たり具合をコントロールすると、より長く美しく色合いを保つことができます。