【Interview ― WING LUX】格別の座り心地と語る、WINGの魅力とは。
2024.05.02

【Interview ― WING LUX】格別の座り心地と語る、WINGの魅力とは。

カンディハウスを代表するシリーズの一つである「WING LUX」は、今年で発売15周年。ゆったりとした掛け心地が魅力で、国内はもとより海外でも多数納品実績のある、カンディハウスの売上No.1チェアーです。カンディハウスのエリアパートナーショップである福島県「ラ・ビーダ」の渡部社長も、WINGに愛着を持たれたひとり。「格別の座り心地」と評価するこの椅子について、渡部社長に語っていただきました。

― WINGとの出会いを教えてください。

ラ・ビーダではカンディハウスの家具を取り扱っていたため、カタログやWebサイトで御社の家具は見ており、WINGの存在も知っていました。ただ、実物を見たことがなかったこともあり、正直なところそこまで印象に残っている家具ではありませんでした。

その後、プライベートで名古屋へ行く機会があったため、せっかくならとカンディハウス名古屋ショップへも足を運びました。そこでWINGに座ったのが、最初の出会いです。座った瞬間「これは良いな」と思いました。これまであらゆる椅子に座ってきましたが、その中でも格別の座り心地でした。プライスを見て、さらに驚きました。当時の価格で10万円を切っていたのです。値段と掛け心地のギャップが大きすぎて、「これはやるべきだな」と思いました。これまでもカンディハウスさんの椅子はいくつか取り扱ってきましたが、私にとってWINGは別格です。デザイン、技術、コストパフォーマンスのどれもが優れており、感服いたしました。その後、2021年にカンディハウスのエリアパートナーショップとなりましたが、そのきっかけを作ったのが、WINGという存在です。

 渡部社長が感じた「掛け心地の良さ」について、詳しく教えていただけますか。

私の身長は170cmくらいですが、座った時に他の椅子と決定的に違ったのは、アームの位置と高さです。あとは、背もたれの角度と感触、座の角度でしょうか。これらが絶妙なバランスで、日本人の体にしっくり馴染みます。形状が似た椅子は他にもいくつかありますが、アームの位置や高さから肩が前に出てしまい、姿勢が悪くなってしまうものも中にはあります。でも、WINGはそれがありません。ラ・ビーダを初めて訪れたお客さまには、必ずWINGに座ってもらうようご案内していますが、別の椅子を目的に来店された方も掛け心地を比較した結果、ほとんどの場合WINGを選びますね。座った瞬間、感触の良さが表情に出ます(笑)

― WINGには背張りタイプもありますが、木背と比べて掛け心地の違いについてはいかがでしょうか?

背張りタイプのほうが背あたりが良いのは当然です。ただ、私は木背を断然おすすめします。無垢の削り出した感じが造形的に素晴らしく、背あたりも申し分ありません。

 WINGはどんなシーン、どんな人におすすめですか?

食卓はもちろんですが、低めのタイプはソファーと合わせてリビングでの利用もおすすめです。ソファー以上にリラックスできる居場所になりますよ。ちなみに、我が家は自宅を民泊として利用していますが、WINGの椅子に座りながら薪ストーブを囲むこともあります。どこに持って行っても使えますね。

サイドチェアーが生まれたのは、デザイナーである佐戸川さんの奥さまが「食事の際に立ったり座ったりすることが多い女性向けに、肘なしの椅子も欲しい」と言ったことがきっかけになったと聞きました。アームの有り無しや高さも選べるから、女性も男性もリラックスできます。これは隙が無いなと思いました。万人におすすめできるマルチプレイヤーですね。ラ・ビーダの女性スタッフの多くが、WINGのサイドチェアーを自宅で使っています。私も自宅では、ほぼずっとWINGに座っていますよ(笑)

 ありがとうございます。逆に、使いづらさを感じるところはありますか?

基本的にはありません。あえて挙げるとしたら、重さでしょうか。ただ、重さがあるというのは安定感があるということなので、良さでもあると思います。

 ところで、今年からWINGの椅子は、新たな樹種として北海道のニレとサクラからもお選びいただけるようになりました。率直な感想を教えてください。

待ちに待っていました。というのも、自社ブランドに山桜のテーブルがあるのですが、山桜の椅子を作っているメーカーはまだ少ないんですね。WINGに桜材が追加されたことで、自社のダイニングテーブルがすごく売れていて、弊社にとって追い風になっています。

 サクラという材の魅力は?

キメが細かく肌触りが良いことや、粘りがあり割れにくいこと。上品な木目や赤みのある色味が優しく、どんな色や材のフローリングにも馴染みます。合わない材料は無いんじゃないかな。また、サクラと言うと輸入材のブラックチェリーと同じ様に語られることがありますが、日本の桜材のほうが水に強く、経年変化による色の変化もブラックチェリーほど黒くならず、ピンクがかった感じになります。欠点が無い材料だと、個人的には思います。

 ニレについては、いかがでしょうか?

北海道の木、というイメージですね。サクラに比べると、木目の表情が強いです。国産材の需要も高まる現状を考えると、今後ますます活躍する材料のひとつではないでしょうか。

 本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
WINGが今後さらに飛躍できるよう、カンディハウスとしても引き続き努力してまいります。

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ラ・ビーダ

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